ル・メイユール・ドゥ・ミシェル・ルグラン価格: 2,548円 レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 フランスの名作曲家ミシェル・ルグランの代表曲を集めたベスト盤です。 とても幅広くコンパイルされており、文字通りベストと呼べる選曲じゃないでしょうか。 『風のささやき』や『双子姉妹の歌』等のお馴染みの曲から、『水夫,友達,恋人または夫』のジャジーなインストゥルメンタルバージョン、自らが歌う『エラ・エラ・パ』等、最初に手にする一枚としても十分満足できる内容じゃないかと思います。 「ロシュフォールは好きだけど他はどうなんだろう?」と云う方にも是非ともお薦めします。 |
凪唄価格: 2,300円 レビュー評価:5.0 レビュー数:7 石垣島出身の女声デュオ・やなわらばーによるカヴァー曲集です。
「花」でのコーラスの美しさから、他で聞くことのない個性が感じられます。オクターブのユニゾン、3度のハモリ、ビブラートのない声がリスナーに心地よく届きます。ときおり交る微妙な沖縄サウンドともいうべきこぶしのきいた歌い回しが絶妙でした。
「涙そうそう」での切々とした歌い方にも好感がもてます。カヴァーでありながらオリジナルの曲としての魅力を感じました。
「島唄」のコーラスの味わいも気に入りました。平行4度の和声がいいですね。これぞ沖縄サウンドでしょう。
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子どもはどこで犯罪にあっているか?犯罪空間の実情・要因・対策価格: 1,995円 レビュー評価: 4.5 レビュー数:3 決して面白い本ではないが、興味深い。子どもを狙った犯罪が増えている原因は昨今いろいろ語られ、それは神戸の酒鬼原事件でピークになり「無機質な新興住宅街」みたいな分析が行われた。そう言われると「そうかもなあ」と思えるのだが、どうも漠然としていた。 この本で明確になったのは、周囲からの目線が届かない空間が、街のど真ん中にすらこんなにも存在するのだ、という点である。そう考えると、「犯罪を助長する一因を浮かび上がらせた」ということになるのだろうが、体系的に分析した最初の文献として貴重である。また少なくとも、今後この視点に立つことによってわが子を守ってやれる、そんな気がする。 |
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不滅のヨーロッパ映画価格: 3,059円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 オリジナル新譜が、CDとして発売されるようになってからの、ルフェーヴルのベスト5は、以下のとおり。 1.「さよならマリンブルーの夏(1991年)」、2.「太陽がいっぱい(1995年)」、3.「パリの空の下(1993年)」、4.「ルフェーヴルのナウ・アンド・ゼン(2002年)」、5.「フリオ・イグレシアスの世界(1984年)」。そして、順位云々とは、別次元の超名盤「キリストの涙(1998年)」となる。
ルフェーヴルの映画音楽は、初期の頃から、駄演というものが1曲も無いと言い切れる程、特に、秀演の多いジャンルであった。アレンジの特徴は、極力、サウンド・トラックから、その曲の持つ灰汁( |
プーランク:歌曲集価格: 3,059円 レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 このディスクで歌を担当するのはソプラノのデュボスとバリトンのカシュマイユの2人なのだが、本当に両人共に「美声」の標本のようで、この声を聴いているだけで十分な気がするほどである。カシュマイユの声は低音から聴くものを包みこむような懐の深さがあり、表情も豊かだ。 それから、デュボス。実を言うと私は個人的にこの人の歌声が大好きで仕方ない。といってもこの歌手は、いわゆる「派手な」歌いぶりをする人では決してない。どちらかといえば声は細く、声量はやや物足りないとも言える。しかし、冷たく澄んだせせらぎを思わせるような透明感は、余人には見出せない稀有なものである。表現は常に繊細で、溢れ出す感情を知的にコン |
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